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ボーカルエディットの修正具合 【MIX】

「プロの歌手でもピッチ修正してるっていうけど..」
「あんなに自然でキレイなボーカルエディットは、すっごい良いスタジオ使ってるから出来るんでしょ?!」
「外部のスタジオで歌の音程とリズムを直してもらったけど、簡単にしか直してもらえず、メジャー作品のような圧倒的なピッチ感にはならなかった」

 

といったボーカルトラックのトリートメントに関する問題をお持ちですか?
とくに、アーティストさん本人がこういった悩みを抱えているのかもしれません。
もしかしたら、あまり音楽制作のノウハウがないディレクターさんも、こういった疑問を持ったことがあるかもしれません。

 

とりわけ、立派なスタジオを所有している大手レコード会社では、
楽曲TDの際、スタジオ使用時間の制約は少ないので、
とことんボーカルトラックのエディットに時間をかけ、精度の高い「歌」を作ることが可能なのでしょう。

 

噂ですが、avexではピッチ修正専門のエンジニアがいると聞いた事があります。
確かに同社アーティストの楽曲は、納得のトリートメントクオリティですよね。

 

さて、当studio tkrではそういった「スタジオ所有のメジャーレコード会社スタジオ」が施すボーカルエディットと同等のクオリティを自負しております。
が、こういったことについては文章で「自身があります!」といったところで伝わりきらないと思いますので、ぜひ各作品のご試聴をお願いできればと思います。
「MIX」を担当した楽曲は、全てボーカルトラックの修正も行っております。

 

 

さて、ボーカルトラックの修正、と一言で述べても、
その「修正加減」には数段階が存在し、それぞれのメリット・デメリットがあると僕は考えます。
今回はその段階を大きく3つに分け、ご紹介したいと思います。

 

 

①元の歌唱力・歌唱表現を活かした「ほんのり」エディット

イメージとしては10%~30%くらいの修正割合でしょうか。
致命的に音程・タイミングがずれている音だけを修正し、できるだけオリジナルの歌唱表現の良さを活かし残します。
少しくらいのずれはわざと見逃して、本来の歌唱の味を保つのです。
ということは、この手法は必然的に歌唱力のあるボーカリストに限られてきてはしまうのですが、しっかりと録られた歌であれば非常に有効です。
現代の音楽シーンでも充分「有り」ですが、残念ながらはまらなかった場合、「昔っぽい」というか、90年代的な印象を与えてしまうので注意が必要です。
ボーカリストを選ぶエディット具合です。

 

 

②声の質感や歌の自然さは残したまま「しっかり」エディット

修正具合は60%~80%くらいのイメージです。
ケロらせたりせず、あくまでも自然に聴こえるように音程とタイミングをできるだけ正確に当てていくエディット感です。
アーティストもアイドルも声優も、昨今の楽曲のほとんどがこのレベルのエディットです。
一文字ずつ丁寧に手動で調整し、楽曲の「メロディ」と「リズム」がしっかりとリスナーに伝わるよう、ぐっとトリートメントしていきます。
発声がかなりしっかりしていないと音程のふらふらしやすいロングトーンは、
ノートの入口と出口を切り分け、真ん中だけをまっすぐに処理することで、歌がロボット調になることを避けつつも正確な音程感を表現しています。
洋楽では当たり前のボーカルトリートメントですね。
まさにavexのトリートメントもこの辺りを的確に表現しています。
現代音楽に必須のボーカルクオリティを作ることが出来ます。

 

 

③歌唱表現も全て消して、まっすーぐな音程に「がっちり」エディット

いわゆるケロケロボイスだったり、それに近い雰囲気のエディット法です。
修正の度合いもさらに増し、90%~100%のイメージです。
ボカロPなどでもよく使われていますね。
あまり専門的なエディットスキルは必要とされず、パラメーターをぐっとあげることにより表現できるので、そこまで難しくはありません。
時に効果的なエフェクトとしての使い方もでき、今でも現役なトリートメントです。
が、やはり声の良さだったり、表現方法だったりを丸ごと消してしまうエディットなので、曲を選びます。

 

 

さて、大きく分けてこの3つの修正具合に分けられると僕は考えます。
①と③に関しては比較的簡単且つ時間のかかりづらい方法なので、どのスタジオでも対応可能だと思います。

 

現代ミュージックに必要な②のエディットは施術作業量も多く、専門スキルも必要とされますが、
このレベルのエディットを施すことにより、「メジャー作品」としてしっかりと世に送り出すことができます。
僕もこのレベルのトリートメントをデフォルトとし、エディットしています。

 

しかし、この精度のエディットを外部のスタジオでお願いするとなると膨大な時間(予算)が掛かってしまいます。
ここがジレンマなのですね。

 

「プロの歌手でもピッチ修正してるっていうけど..」
「あんなに自然でキレイなボーカルエディットは、すっごい良いスタジオ使ってるから出来るんでしょ?!」
「外部のスタジオで歌の音程とリズムを直してもらったけど、簡単にしか直してもらえず、メジャー作品のような圧倒的なピッチ感にはならなかった」

 

studio tkrでは圧倒的メジャークオリティのエディットを提供しています。
勿論、MIX料金の中に含まれているので、どんな修正具合であろうと追加料金は頂きません。
数多くのアーティスト・アイドル・声優の歌唱エディットを担当してきたスキルとノウハウで、
ボーカルトラックを「本物」へとブラッシュアップ致します。
どこにも負けないボーカルトラックに仕上げます。
ぜひお試し下さい。




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