studio tkr

BLOG

favorite機材1 【機材】

DAWを中心とした音楽制作はすっかり円熟期を迎え、
機材の価格も下がり、システム導入の敷居も低くなったため、
今や多くの音楽家が当たり前にPCで音楽を作る時代です。

そして、ソフトウェアもどんどん進化し、
たとえばアコギ音源など、5年前は「これがアコギ音源..?」みたいなクオリティのものでしたが
今では、Prominy社のHummingbirdなど、
一聴しただけでは生演奏と区別がつかないモンスタークオリティのソフト音源が登場したりしています。
(Prominy製品大好きです。追ってご紹介します。)

各メーカーは驚くほどのスピードでソフトウェアの質を上げているので、
音源の差が作品のクオリティの差に直結します。
勿論、それぞれの音楽家の技術の差も大きいですが、
プロとアマの差の多くの部分をこの「機材の差」も占めていることでしょう。

機材、僕はかなり好きな方だと思っています。

経費がかさむ~ < やべー楽しい!

なので、なんとも幸せな奴です。
そんな僕の機材達を、中でもお気に入りのものを順に紹介して参ります。




CUBASE


なんてったってまずはこいつ、僕の相棒、CUBASEです。

PCで音楽制作をするためのDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)、
特にクリエーターに人気で、日本でのシェアNo.1を誇るソフトウェアです。


レコーディングスタジオで標準のpro toolsも勿論僕はインストールしていますが、
やはり音楽を創る、作曲・編曲に関してはダントツでCUBASEに軍配があがります。

midiの操作性、クリエイトすることへのストレスの無さ、無駄を省いたデザイン、などがその理由にパッと浮かびます。
ショートカットを自在に組むことができる柔軟性の良さは、pro toolsには無い非常に優秀な機能です。
それぞれの環境に応じたショートカットをカスタマイズできるため作業時間が短縮され、
より「クリエイティブ」に時間を割き、気を配ることができます。





カラーが設定できたり





ショートカットをカスタマイズできたり





トラックの表示も極限までシンプルにできたりします。


オーディオインターフェイスへの融通もpro toolsとは違い、利きますね。
安定性もよく、最もすばらしいDAWだと僕は思っています。


6年前、そんなCUBASEを巧みに操りCUBASEを誇りにしている3人の音楽家に僕は出逢いました。
当時、音楽制作といえばMTR!というなんともアナログなバンドマンで、
DAWなんて知らなかった僕にとって、CUBASEというソフトウェア、彼らの創る音楽は正に衝撃でした。

尊敬し、憧れ、「彼らのようにCUBASEですばらしい音楽を創れるようになりたい」と望み、
それが唯一の追究すべき夢で、今に至ります。
買った当初は右も左も分からず、毎日文献を読み漁り、自力で調べ、トライアルアンドエラーしました。
毎日16時間くらい触ってたんじゃないかな。
今でもそんなもんですが。
もうほんと好きで好きで、努力も全く苦にならず、むしろ知りたい極めたい欲求で頭がいっぱいでした。
ほんと音楽馬鹿でした。

中学の頃からMTRを弄ってて、compやEQの基本的な感覚は理解していて、
バンドで編曲も数多く担当していたことからサウンドデザインの知識もあったので、
CUBASE上でそれらを再現できるか、いや、超えたサウンドを奏でられるかということが課題でしたが、
1万時間の法則が正しかったのか、毎日10時間以上のペースで知識を吸収し、経験し、挫折し、
3年程経過したときにはプロとしての自身と責任感が芽生え、世に胸を張って送り出せる音楽を創れるようになっていました。

でも、ずっと僕自身の探究は続いているので、2016年6月現在のサウンドは3年前のサウンドを大きく上回り、
1ヶ月前のものでさえ新しい方法論に塗り替えられてしまうので、常に「今」が最善のサウンドだと自負しています。
音楽家とはそんなものなんです。
ほんと文章にすると音楽馬鹿としかいいようがない感じですが、CUBASEにはその魔力がありました。
「CUBASEを極めたい」
そう思わせてくれたCUBASEに感謝です。


studio tkrにはCUBASEがインストールされたPCが4台あります。
信頼・自慢のソフトウェア。
これからもstudio tkrの中心はこのCUBASE君です。






tkr

studio tkr